2010年2月21日日曜日

2/21 Google Analytics 利用率は 31.2% (前週より0.3ポイントUP)

今週も上場企業のWebサイト 3,828社分を調査してGoogle Analytics の利用率を調べてみました。

今週は 8 社増えてました。

合計で 1,193社。前回の 30.9% から 0.3ポイント増えて 31.2% となっていました。順調に増加傾向にあります。

ちなみに

SiteCatalystは変化なし

です。企業サイトには 104社に入っています。
※SiteCatalyst は企業サイトには入れずにサービスサイトのみ導入している企業もあるので、これがそのまま導入数ではありません。

なんかちょっとマンネリ化してきましたが、これは続けた方が良いかと思いますので、このまま毎週続けたいと思います。

おやすみなさい。

2010年2月18日木曜日

CPUとメモリとHDD ~チューニングの前に~

これは私が15年前、サン・マイクロシステムズのSEとしてシステムチューニングのトレーニングをしてた頃から話してる内容です。内容は現代向けに編集してあります。

CPUは脳、ではメモリは? HDDは?

よくCPUを人間でいうところの脳に例える事があります。「演算をする部分=考えるところ」という点では合ってると思います。ではメモリは実社会では何でしょうか?HDDは何でしょうか?記憶を補助するという点はメモ帳や本棚を想像される方もいらっしゃるのではないでしょうか?

それぞれの性能を実社会に変換してみる

まずCPUの性能を見てみます。CPUの性能を見る場合、主にクロック数が取り上げられます。最近はマルチコアやスーパーパイプラインなどの並行処理もありますが、それらは数倍の世界なのでクロック数のみで考えてみます。

インテル Core2 Duo プロセッサー E7500(2.93GHz)

よく見るのはこんな感じでしょうか?2.93GHz というのがここでいうクロック数です。1秒間の間に2.93の1000倍(K)の1000倍(M)の1000倍(G)、命令をこなすことができます。

次にメモリの性能を見てみます。メモリも同じクロック数で表されます。

2GB (2GB×1) 800MHz DDR2-SDRAMメモリ

よくあるのはこんな感じでしょうか?こちらは 800MHz です。これらはバスクロックと直接関係のある数字で、上のCPUにくらべると大体3倍ぐらいちがうでしょうか?まぁこれらもパリティだったり厳密に言うといろいろ処理が入ってくるのですが、単純にここだけに視点を置いてみます。

では、HDDはどうでしょうか?

320GB SATA HDD

よくあるのはこんな感じでしょうか?HDDの場合はクロック数に近い値としては平均シークタイムというのがあります。実際に針が目的の場所へ「移動」し、必要なデータがくるまで円盤を「回転」させるために必要な平均時間です。こちらはmsという単位で大体 6ms といった値が平均的ではないでしょうか?1000分の6秒ですね。

では、これらの値を現実の世界に変換してみましょう。

ここではCPUの1クロックを1秒に変換してみます。そうするとメモリは約3倍ですので3秒に相当します。脳が1秒で判断するところを3秒かかるので、これは「机の上」ぐらいでしょうか?机の上が広い(=メモリ容量が大きい)と、いろんな物が置け、作業が効率的に行えます。

で、ここで問題。

CPU1クロックを1秒とするとHDDの1アクセスはどれくらいになるでしょうか?

1クロックを1秒にするには大体3の1000倍の1000倍の1000倍すれば良いですので、1000分の6秒にそれを掛け算すると、大体18の1000倍の1000倍秒になります。3,600秒で1時間ですからざっと5,000時間。200日!

ざくっと考えても半年以上かかる計算です。

私はこれを「大阪支店まで徒歩で資料とりに行ってこい」と表現しています。

CPUの1クロックを1秒と考えると、パソコンのHDDのインジケーターが1回ぴかっと光った時には大阪支店までの徒歩の旅が繰り広げられているということになります。それは多くの確率で、戻ってきた時には「じゃぁはい、次はこれ」と再度旅が始まります。その間にCPUはいろんな処理をして待ちます。

「やってられない!!」と思いますよね?

そうなんです。ハードディスクへのアクセスはCPUからみると「やってらんねー!!」という処理なんです。本棚なんかじゃないんです。できることなら行きたくないんです。

「やってらんねー!!」を防ぐためには

いつも「マシンが重くて」と愚痴をこぼす人がいますが、大体そういう人は「机の上」(=メモリ)に余裕がなくて「やってらんねー!!」を連発してます。1回のHDDアクセスを減らせばものすごい処理をCPUはこなせます。つまり「机の上」をできるだけ空けることで「やってらんねー!!」を防ぐことができ、たったそれだけでも想像がつかないほどCPUは働く事ができます。

みなさんは1日に1回も使わないようなアプリをメモリに常駐しっぱなしにしている人はいませんか?ちなみに私は Adobe Reader も Skype も Google Desktop も全て使う時に起動させて、メモリには常駐させてません。

今日のひと言:
 効率よく仕事をするためにも「机の上」はいつもきれいにしておきましょう。

長くなりましたが、以上です。

おやすみなさい。

2010年2月14日日曜日

2/14 Google Analytics 利用率は 30.9% (前週より0.1ポイントUP)

今週も上場企業のWebサイト 3,828社分を調査してGoogle Analytics の利用率を調べてみました。

今週は 5 社増えてました。

合計で 1,185社。前回の 30.8% から 0.1ポイント増えて 30.9% となっていました。いつもの増加ペースよりはやや少なめです。

というのも、アクセスできないサイトが8社もありました。ガンブラーでしょうか?気になります。毎週1~2社程度はアクセスできないサイトがあるのですが、今週は8社となっており、すごく気になってます。何事も無ければ良いのですが・・・。

ちなみに

SiteCatalystは 1 社増加!

です。企業サイトには 104社に入っています。
※SiteCatalyst は企業サイトには入れずにサービスサイトのみ導入している企業もあるので、これがそのまま導入数ではありません。

今日は会社で疲れたのでこのへんで。

おやすみなさい。

2010年2月10日水曜日

トップページ調査いろいろ(その2)

前回のブログの予告通り、上場企業 3,828社の企業Webサイトのトップページをいろいろ調査してみました。結果は下記の通り


  101  frameset ("<frame") ※トップページでフレームを利用している企業数


  441  swfobject.js ("swfobject")
  385  jquery.js ("jquery")
  126  prototype.js ("prototype.js")


  103  SiteCatalyst ("s_code")
   65  Visionalist ("tracer.jp")
   36  ADPLAN ("advg.")
   13  SiteCensus ("imrworldwide.com")
   11  EBiS ("ebis.ne.jp")
   8  sibulla ("sibulla")
   3  DAC ("impact-ad")
   1  myRT ("aqtracker")
   1  dekapro.com ("dekapro.com")


※一番左の数字が出現数(≒利用社数)、カッコの中は検索した文字列

こんな感じです。
あくまでもトップページに含まれていた文字列をベースに検出数を調査したものですのでこれがこのまま利用数ではありません。
それにしても、まだフレームをトップページから使っている企業が100社以上あるんですね。
WebをIR用にしか使ってないB2B企業では仕方ないですかね。

他に調べて欲しい文字列がありましたらコメントください。(その3もやってみる予定です)

では今日はこんなところで。

おやすみなさい。

2010年2月7日日曜日

2/7 Google Analytics 利用率は 30.8% (前週より0.2ポイントUP)

今週も上場企業のWebサイト 3,828社分を調査してGoogle Analytics の利用率を調べてみました。

今週は 10 社増えてました!

合計で 1,180社。前回の 30.6% から 0.2ポイント増えて 30.8% となっていました。順調にほぼ一定で増加しています。

ちなみに

SiteCatalystは 2 社増加!

です。企業サイトには 103社に入っています。
※SiteCatalyst は企業サイトには入れずにサービスサイトのみ導入している企業もあるので、これがそのまま導入数ではありません。

Google Analytics の利用企業が毎週 10 → 8 → 10 社と増加しています。安定してそうですね。

明日か明後日、リクエストがありましたちょっと細かい部分も調査してみたいと思います。
今日のところはひとまずここまで。

おやすみなさい。

2010年2月3日水曜日

サイト内検索について調べてみました

先日、ビー・オー・スタジオが発表した「上場企業webサイト統計調査」では上場企業サイトのうち48%がサイト検索なしとの報告がされていました。

気になったのでこれを少し検証してみました。

対象:上場企業サイト全 3,825 サイト

検証方法:
上場企業サイトのトップページに対して "search" および "form" という文字列が存在するページを検索してみました。ですので、厳密にサイト内検索のみを検出しているという事ではなく、出版社などで書籍検索などを検出してる場合等も含まれていますので、実質よりはやや多めに検出されるとみています。

それで、結果は・・・

3,825 社中、2,178 社(56.9%)が検出されました。
つまり、43.1% にはサイト内検索なしとの結果となりました。

やや多めに検出している事を考えると、上述の 48% という数字は上場企業の対象を増やしてもあまり変わらないという結論になりました。

ちなみにサイト内検索で利用しているツールとしては、

 - google  345
 - namazu  155
 - fresheye  84
 - marsflag  23
 - marsfinder  7
 - yahoo  4

という結果となりました。 google は想像できましたが、 namazu も意外と健闘してますね。

とりあえず今日はこんなところです。

おやすみなさい。

2010年2月2日火曜日

「ページ遷移」と「ページ移動」

先日、Web担当者Forum の安田編集長が twitter でこのような事をツイートされてました。

@Hidehisa
よく「ページ遷移」って言うけど、「遷移」は状態が変化することなので、正しくは「ページ移動」なんだよね。どうも「遷移」の人気が高いのは、ブラウザを中心に考えるからだろうか。


確かに。なんだか私宛てに書かれたような気分で反省しました。
辞書で確認してみたところ、

遷移 - 移り変わること。移り変わり。
移動 - ある場所から他の場所へ移ること。

となっており、変化する訳ではないので、移動が正しいですね。
次回からはページ移動で統一させていただきます。


と、ここで話は変わって、「リンク切れ」という表現ですが、米国の人に「dead link」と訳した時に通じなくて笑われた事がありました。米国では「broken link」が普通だということです。ウチで取り扱ってる製品も「broken link」となってました。(でも google で調べると dead link の方が多いんですよね。国毎に違ったりするんでしょうか?)


他には「直帰」と「離脱」ってどうでしょう?
「直帰」って「帰る」なんで、なんだか back で戻っている感じがしますが、実際にはサイトに入って来て、そこにある外部リンクで外部に移動しても「直帰」に部類される事が多いですよね?正式には「直離脱」?とでもした方がいいのでしょうか?


とか考えていると眠れなくなってきてしまいました。
でも寝ます。

おやすみなさい。