2010年9月3日金曜日

「グループ」と「チーム」の違い

「グループ」と「チーム」の違い

みなさん、「グループ」と「チーム」の違いを意識して使っていますでしょうか?
「作業グループ」や「プロジェクト・チーム」、「アイドルグループ」「チームK」等、いろんな場面で使われてますが、そもそも、この2つに違いはあるのでしょうか?

Yahoo!辞書で調べてみました。

グループ【group】
1 仲間。集団。「―旅行」
2 共通の性質で分類した、人や物の一団。群。
3 同系列に属する組織。「企業―」

チーム【team】
ある目的のために協力して行動するグループ。組。
スポーツや共同作業についていわれる。「―を組む」「野球―」


ということですので、

  共通の性質で集めた仲間  → グループ
  目的の為に集められた団体 → チーム

という風に分けられるかと思います。

グループは足し算、チームは掛け算

上記の内容から考えると、グループは同じ性質で集められる為に比較的まとまりがあり、団体生活を送る上では適している団体だと考えられます。一方、チームはある目的の為に集められ、それぞれに個性や特性があり役割が決まっている団体と考えられます。つまり、内部のメンバーが同じ作業をする団体=グループ、内部のメンバーがそれぞれ違う役割を持って作業をする団体=チームと言えるかと思います。

言い方を変えると、グループで効果を上げようとすると、それに比例するリソースを投入する必要があり(リソースに比例した効果)、チームで効果を上げようとすると、足りない部門のリソースを投入する感じです。

守る部門はグループ、攻める部門はチーム

他の見方をすると、グループはカスタマーサポートや現場の制作部隊のような同じ作業を行う団体で、チームは開発やマーケティングのような得意分野を役割分担して効果を上げようとする団体とも受け取れるかと思います。つまり、突出したスキルは必要なく、守る為に画一化されたサービスを提供するのがグループ、突出したスキルを有効活用し、より効果を上げる為の相乗効果を図るのがチームとなります。

グループに必要なのはマネージャー、チームに必要なのはリーダー

さらに違う見方をすると、グループをまとめる場合には誰かが遅れる事なく、みんながまとまって行動する為のマネージャー的役割が必要で、チームをまとめる場合にはそれぞれの長所を活かして、みんなで相乗効果を出し合って目標へ向かう為のリーダー的役割が必要だと思います。

ほかにもいろんな使い分けが

みなさんは使い分けていますか?みなさんも上記を参考に使い分けをしてみてください。

それでは。