2010年5月30日日曜日

5/30 Google Analytics 利用率は 33.8% (前週と変わらず)

今週も上場企業のWebサイト 3,828社分を調査してGoogle Analytics の利用率を調べてみました。

今週は先週と全く変わりありませんでした。
1月から計測始めてから、増加なしというのは初めてのことです。


合計で 1,294社。前回の 33.8% から増えずにそのままです。

ちなみに

SiteCatalystは 1社増えてました。

企業サイトには 105社に入っています。
※SiteCatalyst は企業サイトには入れずにサービスサイトのみ導入している企業も多いので、これがそのまま導入数ではありません。

先月までは週平均8社増加していたのが、先週2社、今週0社と完全に止まりました。Web業界は4月~6月の売上というのは全般的に少ないものですが、こういう数字をみると改めてこの時期に関してのWeb業界での売り方・攻め方というのを考えさせられます。

風邪がなかなか治りません。家族にも風邪を拡めてしまいました。しっかり睡眠をとって体調管理を心掛けていきたいと思います。

それでは。
おやすみなさい。

2010年5月29日土曜日

アクセシビリティ・ベストプラクティス(その2)

前回についてはこちらを参照してください。
アクセシビリティ・ベストプラクティス(その1)

前回のチェックで、どれくらいの問題が出てきましたか?
今回はそれらをどのようにして対応していくかを説明したいと思います。

■アクセシビリティー・プランの作成

出てきた問題の全てに対応する事は困難です。また、業種やサイトの内容によって対応が必須のものとそうでないものが分かれてきます。対応する人数や、そのWebサイトを閲覧するユーザー属性で優先度を決めて、手順、確認方法、期間、ゴールを決めていきます。

■プランの前提条件

そこで、まず間違えないでいただきたい事があります。それは、

ガイドラインの通りに作るのが重要なのではなく、その先に誰がいるかを考える事が重要

ということです。
誰がこのサイトを見に来てくれているのか?いろんな制限下で見ているユーザーにとって、使いやすいサイトになっているか?を考える必要があります。これはガイドラインの通りに作ればいいという訳ではありません。例えば(やや失礼な表現が入る事をご了承ください)、映画館で3D映画をPRするページを作ったとします。ガイドラインの通りに作るとすると画像部分にそれの説明となるようなALT属性を記述することになります。しかし、その説明が必要な人は、目の見えない方や、何らかの理由でテキストブラウザ等を利用して画像が見れない人たちです。そういった方は本当にその説明が必要でしょうか?目の見えない方向けの「立体」とか「飛び出す」以外の本当に必要な情報というものを記載するべきです。

こちらも参考にしてください。
アクセシビリティ:文字サイズの変更

やや極端な話になってしまいましたが、要はどんな人に対してどんな行動をとるかはそれぞれに違ってきます。それらの内容毎に必要な項目をガイドラインからピックアップする事をお勧めします。

■決める事

アクセシビリティに対応するにあたり、まず決めないといけない事にこんなものがあります。

・対応する項目(必須項目と必須ではない項目)※必須でない項目は数値化が難しいので最初は入れない事をおすすめします
・対応する人(修正する人、確認する人)
・対応する期間
・チェックスケジュール(週1回/隔週/月1回程度)
・数値化方法(ビフォー/アフターでの差分を取る)
・ゴール指標
・(可能であれば)改善が進んだ時のご褒美

※コツとしては数値化が後々重要となってきますので、チェックツールでの自動判断ができないものに関しては運用基準が明確にならないので最初は優先度を下げて、チェックツールで数値化できるもののみに絞って始めることをお勧めいたします。

これらが決まれば、後はやるだけです。

つづく。

(次回予告)
・改良の実施と、ハードルを低くして成果を大きくするコツ

2010年5月25日火曜日

アクセシビリティ対策ベストプラクティス(その1)

最近、私の周りではWebサイトのアクセシビリティ対策案件が増えてきました。ですが、話を聞いてみますと、

「アクセシビリティ対策といっても何をやればいいのか?」
「ALTにテキスト入れればいいんじゃない?」
「文字を大きく出来る機能を入れとくか?」
「勉強はしてるが重要性を感じない」
「アクセシビリティを考えるとデザインが格好悪くなるからやりたくない」

といった印象を持たれて止まっている企業が多いようです。

でも上からは「やれ」と言われている・・・。

そんな腰の重い方でも順番通りに進めていけば、それなりに理解できてなんとかなる方法はないか?と考えて、私のお勧めしている対応方法について簡単にまとめてみました。詳細まで掘り下げるかどうかは反響によって考えたいと思いますので、なんなりとご意見いただければと思います。


■まず、アクセシビリティー・ガイドラインの選定

何を基準とするか?という事です。JIS対応とかWCAGとか聞いた事のある方はそれの事です。

使用するガイドラインは対象とする国、業種、体制を基に選択する必要があります。世界で最も使用されているガイドラインは W3C の Web Content Accessibility Guidelines(通称:WCAG)ですが、日本のみで展開している企業では JIS X 8341-3(通称:WebアクセシビリティJIS) の方が多く使われているようです。また、米国では法律でWebコンテンツアクセシビリティを制定されている州もあるようですので、海外に法人があり、Webサイトを持っている企業はそれらの法律も確認する必要があります。

「何が何やら?」と思ってる方は、日本ユーザーのみをターゲットとしているのであれば JIS で、英語コンテンツ等があり、海外ユーザーもターゲットとしている場合は WCAG を選択すれば、まず問題ありません。

まずここまでは1分で決めてしまいましょう。大丈夫です。後戻りは簡単です。

■なにはともあれ現状確認、自社サイトの品質評価

現状確認は目視では困難です。可能な限りツールを使って品質を評価します。ここで全体像を明らかにし、数値化することが重要となります。

アクセシビリティを確認するツールは無料のものから数百万円するものまで様々です。初めての方は総務省のツールや富士通から出ている WebInspector という無料ツールで大丈夫ですが、慣れてくるとこれらでは物足りなくなり、有償ベースの製品が必須となってきます。

総務省から提供されている無料ツール「ウェブヘルパー」
http://www2.nict.go.jp/v/v413/103/accessibility/helper/

富士通から提供されている無料ツール「WebInspector」
http://jp.fujitsu.com/about/design/ud/assistance/webinspector/

まずは今のサイトをチェックして問題点を洗い出しましょう!!

どんな問題点が出てくるのやら・・・。

つづく。

(次回予告)
・出てきた問題点から改善プランを作ってみましょう!

2010年5月23日日曜日

5/23 Google Analytics 利用率は 33.8% (前週と変わらず)

今週も上場企業のWebサイト 3,828社分を調査してGoogle Analytics の利用率を調べてみました。

今週は 2 社増加にとどまりました。

合計で 1,294社。前回の 33.8% から割合は増えずにそのままです。

ちなみに

SiteCatalystは変わらずです

企業サイトには 104社に入っています。
※SiteCatalyst は企業サイトには入れずにサービスサイトのみ導入している企業も多いので、これがそのまま導入数ではありません。

1月からこの計測を始めて、2社増加にとどまったのは今回が初めてです。何か理由があるのかは不明ですが、リニューアルの最盛期は超えて一段落着いたのかなと考えています。

私の周りでは風邪が流行っています。私も風邪をひいて喉と鼻が大変な状態です。気温の差が激しい日がこれからも続くらしいので、みなさんも体調管理に気を付けてお過ごしください。

それでは。
おやすみなさい。

2010年5月19日水曜日

「おもてなし」という言葉が好き。

私は「おもてなし」という平仮名5文字のこの言葉が好きです。なんか優しい感じがする言葉ですよね。

「おもてなし」とは、

おもてなしの「もてなし」とは、「ものを持って成す」が語源だそうです。意味としては待遇や身のこなしなどがあります。また「表なし」の、表裏のない誠意をこめた心くばりを意味しているということです。

英語で言うと「サービス」らしいですが、一部では「ユーザー・エクスペリエンス」と訳しているところもあるようです。

逆に「よかれと思って」はマイナスイメージが強い。

相手の事を考えて「よかれと思って」やったことは大抵マイナスの方向に作用します。意味は似ているようにも思いますが、結果は大きく違います。

「おもてなし」と「よかれと思って」は何が違うのか?

「あなたのために」とか「よかれと思って」というのは優しさの押し売りです。言葉の裏には「(わたしのためにはならないけど)あたなのためになる」、「(わたしにはよくないけど)あなたにはよかれと思って」と、自分の事は棚にあげた好意を肯定して強制するための言葉だと思います。

ほかには、前者は心くばり、後者は行動が先。
前者はクンニリングス、後者はマスターベーション、気持ち良い対象が違う。

つまり好意を押し売りせずに「おもてなし」できるようになるためには、相手の気持ちにどれくらい近づけるか、自分が相手だったらどのような心配りがうれしいかといった事がひいき目ではなく平等な目で見れるかという事だと思います。

私は「サポート部門」を「おもてなし部門」と名前を変えてもいいのでは?と思うくらい、この言葉が好きです。今後も「おもてなしの心」を忘れずに応対していきたいと思いますので、今後ともよろしくお付き合いください。

それでは。

2010年5月16日日曜日

5/16 Google Analytics 利用率は 33.8% (前週より0.2ポイントUP)

今週も上場企業のWebサイト 3,828社分を調査してGoogle Analytics の利用率を調べてみました。

今週は 5 社増加となりました。

合計で 1,292社。前回の 33.6% から 0.2ポイント増えて 33.8% となりました。

ちなみに

SiteCatalystは変わらずです。

企業サイトには 104社に入っています。
※SiteCatalyst は企業サイトには入れずにサービスサイトのみ導入している企業も多いので、これがそのまま導入数ではありません。

プライベートな話ですが、この1カ月で体重が4kg増えてしまいました。今月の目標は「乱れたものを元に戻す」です。

おやすみなさい。

2010年5月9日日曜日

5/9 Google Analytics 利用率は 33.6% (前週より0.2ポイントUP)

今週も上場企業のWebサイト 3,828社分を調査してGoogle Analytics の利用率を調べてみました。

今週はGWにもかかわらず 7 社増加となりました。

合計で 1,287社。前回の 33.4% から 0.2ポイント増えて 33.6% となりました。

ちなみに

SiteCatalystは変わらずです。

企業サイトには 104社に入っています。
※SiteCatalyst は企業サイトには入れずにサービスサイトのみ導入している企業も多いので、これがそのまま導入数ではありません。

この利用調査ですが、1月から始めて5カ月目に入りました。1月から比較してGoogleAnalyticsの導入企業が135社増えてますので、ほぼ1日に1社が導入していることになります。このペースで増えていくと年末には40%近くまでシェアを伸ばしてきそうです。この勢いがこのまま続くのか継続して見ていきたいと思います。

おやすみなさい。

オンデマンド vs オンプレミス ~全部クラウドに移っていくの?~

「IT情報マネジメント用語事典」によるとそれぞれの意味は以下のとおりと記載されてます。

オンデマンドとは?
顧客や利用者の注文・要求に応じて、随時必要なサービスや機能を提供すること。ITの世界ではITサービスや機能、ソフトウェアモジュールをユーザーの要望に応じて、ネットワーク経由で柔軟かつ即座に提供することを意味する。

オンプレミスとは?
自社運用、社内設置。情報システムを利用するに当たり、自社管理下にある設備に機材を設置し、ソフトウェアを配備・運用する形態のこと。

「所有」から「利用」へ

よく、SaaSを売りにしているサイトに行くと、このフレーズを目にします。経理の面から見ても面倒くさくなく、SaaSは良いという意見も聞こえます。が、実際は「SaaSにすると結果高くなる」「SaaSも結局信頼おけない」などという意見も良く聞きます。「使ったぶんだけ」というと聞こえは良いですが、所有することよりも高くなるのであれば導入は考えてしまいます。実際そういったサービスも少なくありません。クラウドを採用することでコストメリットを出す事も可能でしょうが、SaaSの可用性をアピールするための冗長構成によりあまりコストメリットを出せてないように思えます。

両者のメリットはもっと別のところに

もっと訴えるべき内容は他にあると思います。

例えばウチの会社で扱っている「MessageLabs ホステッドセキュリティサービス」。(すみません。ここからちょっと営業モードに入ります)これはメールやWeb閲覧の際に、ネットの途中でMessageLabsを経由することでウイルスやスパムを除去して、きれいな状態にして利用することができるサービスです。

アンチウイルスやアンチスパムはパッケージ製品などが多く知られてますが、1日何十億通といったメールがMessageLabsを経由するので、他の製品に比べ、圧倒的に新種のウイルスに対する情報が速いというメリットがあります。また、SaaSはリバースエンジニアリングできないという点もメリットです。ハッカーはウイルスを作る時に、パッケージ製品をリバースエンジニアリングしてそれらを通過するものを作成していると聞きます。そういった意味でもパッケージ製品にはリスクが伴います。また最近ではパッケージ製品もSaaS併存のものが出始めてきています。これらは、不穏なメールは一旦SaaS環境に送って結果を調査して戻す機能が付加されてますが、それなら最初からSaaS環境を経由すれば済む話で、ユーザーとしては余計な手間と回線の負担を増やしてしまいます。パターンファイルのアップデートの必要性もありません。自分のローカルマシンで駆除するわけではないので、マシンのリソース(性能)も無駄にはしません。全ファイルスキャンの中で仕事しなくて良くなります。

話は変わって、例えばPhotoshopのような画像編集ツールはどうでしょう?画像をオンラインで編集するにはサイズを小さくしないと回線の負荷で動作が遅くなります。Ajaxなどを利用してアプリにかなり近づけているツールもいくつか見かけますが、ローカルでできるのに、わざわざネットでやる意味を見出す人も少ないと思います。

といったようにオンデマンドの方が圧倒的にメリットがある製品もあればオンプレミスの方が圧倒的にメリットがある製品もあります。

ざっくりと分けると

・基データがネットに存在する、もしくは簡単にネットに移せる
・高度なエンジニアリングスキルが必要
・技術の進歩が速い、機能追加の間隔が短い
・スケールメリットの恩恵を受けられる
・運営、運用を外部に丸投げできる

こういった場合にオンデマンドの恩恵が受けやすいようです。
(逆の発想をすると、メーカー側は今の市場をこういった要件が必要なように作り変えていけば、クラウドへの転換が速くなると思います)

長くなりましたが、オンデマンドが得意な領域、オンプレミスが得意な領域、共存した方が効率的な領域とありますので、ユーザー側もそれらを見極めて、「なんでもSaaSに移っていく」とか考えずに、メリット・デメリットを意識して使い分けるのが得策だと思います。

あなたの会社では、
SFA はオンデマンドの方がメリットが大きいですか?
グループウェアはどうですか?
オフィスツールはどうですか?
アクセス解析ツールはどうですか?

会社の形態によっても受ける恩恵は違いますので、みなさんのおかれた立場に合わせて考えて見てください。

それでは今日はこの辺で。

おやすみなさい。

2010年5月6日木曜日

twitterはテレビ業界の救世主?

私はついこの前までテレビ番組を見る時は必ずHDDに録画して、それを見るようにしていました。というのも、CM過ぎるのを待てない、毎週同じ時間にテレビの前にいる可能性が低い、などの理由で、放送時間に間に合ったとしても、いつも15分ぐらい録画が進んでから追っかけ視聴をしていました。

きっかけは「#ryomaden」

NHK大河ドラマ「龍馬伝」のハッシュタグ「#ryomaden」をご存知でしょうか?
放送時間内に約5,000ものツイートがTLを流れます。これを放送後に見ても数が多すぎますし、面白味がないのですが、放送中にリアルタイムにTLを追いかけると、非常に面白いのです!

自分とは違う読みとりかたをした人の意見や、画面脇に出たモノから先の展開を予測する人、龍馬トリビアなど、リアルタイムに追いかける事で楽しみが倍増します。同じ時間を共有しているということもあり、すごい一体感とつながりを感じる時もあります。もちろん、ものすごい勢いで流れるので、それを全部読んでいたらドラマは楽しめません。ドラマ中心でタグを横目で追いかける感じです。

最近はフジテレビのツイッタードラマ「素直になれなくて」のハッシュタグ「#sunanare」など、スタート時から放送局側が仕掛けてくる事も増えてきてますが、私はこの作戦は賛成です。少なくともリアルタイムな意見が無料で集まりますし、制作側はそこから入手した新しいアイデアを使えば更に口コミで拡がりを見せていく事でしょう。(わざと炎上させるようなやり方は好きではありませんが)

昔は掲示板、今はtwitter、違いはプルとプッシュ

この視聴者の意見を集める手法はかなり前からありました。かなり昔ではFAX、少し前はネットの掲示板やメール、ただしこれらは視聴者が意見を送るという印象が強く、腰が重いユーザーはなかなか動きづらいものがありました。

それがtwitterではどんどん意見が流れていきます。それらの意見に対しての返事でも良いし、気になったものに反応すれば良いし、ほっといたって構わないのです。でも見てたら反応したくなります(笑)。それで意見の集まり方が比較にならないぐらい多く集まります。

他の普通の番組も全部ハッシュタグ作ってみてはいかがでしょう?

意見がどんどん集まってきますし、なにより、リアルタイムで視聴するユーザーが増えるかもしれませんよ?

2010年5月3日月曜日

3社に1社が Google Analytics を導入 - 5/2 Google Analytics 利用率は 33.4% (前週より0.7ポイントUP)※注意事項あり

今週も上場企業のWebサイト 3,828社分を調査してGoogle Analytics の利用率を調べてみました。

今週は条件付きですが、30社増えて 1280社となりました。

条件付きというのは、4月以降、リニューアルや合併、社名変更などが相次ぎ、それらに対してのデータベースの更新をしていなかったものを、今週一気に実施した為に、新しいドメインや新しいURLにて Google Analytics を導入していた企業が今回新たに反映された為です。

ちなみに先週は 32.7% で今週は 33.4%。とうとう3社に1社の割合を超えてきました。

ちなみに

SiteCatalystは3社増えていました。

企業サイトには 104社に入っています。
※SiteCatalyst は企業サイトには入れずにサービスサイトのみ導入している企業も多いので、これがそのまま導入数ではありません。

データベースの更新に今まで時間がかかってしまい、twitter もブログ更新もちょっと手が回ってませんでした。すみません。

明日も子供の野球練習で6時起きなのでそろそろ寝ます。

おやすみなさい。